こんにちは!新潟市の税理士川畑です!
前回、貸借対照表にはどんなことが書いてあるかを学びました。
では、今回は貸借対照表を見て、財政状態を確認していきます。
最初は、あんまり難しいことをゴチャゴチャ考える必要はありません。
1.大丈夫なパターン
右下の純資産が多いと大丈夫です。
純資産は、流動負債や固定負債と違って、返済の必要が無いものです。
これが、少ないということは、安全性が高いということです。
2.ヤバイパターン
(1)固定資産が固定負債と純資産よりも多い
多額の設備投資資金を短期借入金で調達している可能性があります。
資金繰りの悪化が予想されます。
不要な資産の売却や、短期借入金の長期借入金への変更を検討しましょう。
(2)売掛金が多すぎる
売掛金の回収がおろそかになっている可能性があります。
間違いなく資金繰りが悪化します。
売掛金表を作成して、売掛金の管理を強化しましょう。
(3)在庫が多すぎる
在庫管理がおろそかになっている可能性があります。
間違いなく資金繰りが悪化します。
不良在庫の処分も含めて、在庫の管理を強化しましょう。
(4)仮払金・仮受金・役員借入金が多すぎる
内容不明のものが多く発生しています。
ちゃんと帳簿付けができていない証拠です。
こういう会社はだいたい経費の漏れが発生して、税金を多く納めている可能性があります。
現金出納帳はつけていますか?
経理の仕組みから見直してみましょう。
(5)純資産がマイナスになっている(債務超過)
赤字続きかも・・・。
そもそも、粗利は出ていますか?
無駄な経費はありませんか?
「売上最大、経費最小。」
ビジネスの構造から見直す必要があります。
まとめ
貸借対照表を見るだけで、いろんなことが分かります。
自分で事業を始めるということは、経営者になるということ。
経営者である以上、数字からは逃げれないと思います。
経営のサポート全力で請け負います!!!