こんにちは。
新潟で税理士をしている川畑です。
今日は「節税」について、少し本質的な話をしたいと思います。
💸 税金を減らすために、お金を使いすぎていませんか?
「節税のために○○を買いました!」
「年末に慌てて備品をまとめ買いしました」
こんなお話、決算前によく聞きます。
もちろん、タイミングや内容によっては有効な節税になることもあります。
でも――その出費、本当に必要でしたか?
⚠️「税金を払いたくない」が目的になってしまうと…
節税というのは、本来「経営に必要なお金を使った結果、税金が少なくなった」という状態が理想です。
でも「税金を減らすこと」だけが目的になってしまうと、
・必要のないものを買ってしまう
・会社とプライベートの境界があいまいになる
・現金が足りずに資金繰りが苦しくなる
こうしたことが起こりがちです。
結果として、「税金は減ったけど、お金も減った」という本末転倒な状態になることも。
🧭 節税のゴールは、「手元にお金が残ること」
本当に意味のある節税とは、
“適切にお金を使いながら、会社にお金を残す”ことです。
つまり、税金を払ってでも、手元にキャッシュが残っている方が正解のときもあるんです。
私自身、お客様に対しては「税金を減らす」よりも、
「社長が安心してお金を回せる状態をつくる」ことを一番に考えています。
🤝 お金の使い方=経営のセンス
節税はテクニックではなく、経営判断の一部です。
税金を払うこと自体が“悪”ではなく、
「その上で、どうやって手元に残すか」を考えることが、経営者の役割だと思っています。
節税の話になるとワクワクしてしまう気持ち、すごくわかります(笑)
でも、ちょっと立ち止まって「これは本当に意味のある支出か?」と考えてみると、会社の未来は大きく変わっていきます。
必要なときに、必要なお金を使う。
そして、ちゃんと残す。
そんな経営を一緒に作っていけたらうれしいです。