こんにちは。
税理士の川畑です。
日々、たくさんの中小企業の社長さんとお話ししていますが、
よく感じるのが、**“売上が安定している会社の社長は、みんな営業がうまい”**ということ。
今日は、「なぜ社長自身が“営業マン”であるべきなのか?」という話をしてみたいと思います。
💼 営業力=社長力
中小企業において、社長は“顔”であり、“看板”です。
商品やサービスの魅力も大事ですが、それ以上に、
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誰がやっている会社か
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どんな想いでやっているか
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社長が信頼できるか
こうした「人としての信頼」が、契約を左右します。
つまり、社長が一番の営業マンになることで、会社の信用力が最大化されるということなんです。
🧩「自分がやらなくてもいい」と思っていませんか?
よく「営業は営業担当に任せています」と言う社長もいます。
もちろんそれも一つの形ですが、完全に手を離すのは危険です。
というのも、
・新規開拓での“熱量”は社長が一番高い
・会社の未来を語れるのは社長だけ
・値決めも最終判断も社長の役割
営業において、一番“口説ける人”が社長であることが、会社の成長スピードを決めるといっても過言ではありません。
🎯 営業=売り込みじゃない
「営業が苦手で…」という社長も多いですが、
営業=ガンガン売り込むことではありません。
むしろ、
相手の課題を聞いて、自分の提供できる価値を提案すること。
社長は、誰よりも“会社の価値”を語れる人のはずです。
営業とは、社長の想いを伝える行為でもあるんです。
🔁 営業することで、会社が進化する
実は、社長が営業の現場に出ることにはもう一つ大きなメリットがあります。
それは、お客様の“生の声”が聞けること。
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何に悩んでいるのか
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他社と比較してどう感じているのか
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何にお金を払いたいと思っているのか
これらの情報は、経営判断や商品改善、価格戦略のヒントの宝庫です。
🕊️ 営業を“卒業”するのは、もっと先でいい
いつか営業を任せて、社長業に集中したい。
その気持ちはよく分かります。
でも、それは「会社の営業スタイルや価値提案が完全に言語化・仕組み化されてから」で十分です。
まずは社長が“一番売れる営業マン”として動くことで、強い土台が作られる。
そこからチームに伝え、育てていくのが理想の流れです。
会社の成長を一番願っているのは、社長自身。
その想いが伝わる営業こそが、一番強い営業です。